恋しちゃったとき、どうしてますか？　ストレートに告白？　メールで？　それとも秘めたる恋？

YUIの『CHE.R.RY』で、率直でストレートな恋の歌を聞く度に、胸がキュンとするんですけど、その昔、世阿彌は「秘すれば花」と言いました。

平兼盛の「忍ぶれど色に出でにけりわが恋は ものや思ふと人の問ふまで」（『拾遺集』）も知られています。

『ルパン三世 カリオストロの城』のラストも、恋の成就ではありませんでした。秘めた片恋のほうが、恋を楽しめるのかもしれません。

■アンビバレンツな恋の気持ち

問題なのが、恋の気持ちを相手には伝えたくない、でも恋の気持ちを自分のなかでは表現しておきたい、たとえばメールで...というときです。メールは書くけど送信しないで溜めておく。微妙なニュアンスを大事にするのが、恋の醍醐味です。

メールを書くと、行き場を失っていた気持ちの高まりを抑えられるもの。メールを書いて、送信せずにためつすがめつして楽しむのが、『secretLoveMail』です。

■置換機能

secretLoveMailには、大きくわけてふたつの機能があります。

一つ目は、まかり間違って送信しても告白のダメージを最小限に抑えるために、キーワードを無難な言葉に置き換える置換機能です。

恋愛関係では、惚れちゃったほうが「負け」だと相場はきまっているので、「恋してる」「愛してる」は二大禁句であります。

secretLoveMailは、この禁句を無難な言葉に変換して送信する、変換機能があります。置換辞書は任意に変更可能です。


■送信待ちタイマー

secretLoveMailの二つ目の機能は、間違えて送信ボタンを押しても、送信実行までに60分のタイムラグがあること。

送信の実行時に、あらためて送信するかどうかを確認してくれますし、[×]でクローズすれば、メールは送信されません。

メールの本文には、1行目にメールアドレス、2行目にタイトル、3行目以降にメールの本文を書いて使用します。

いってみれば、送信しないメールソフト。それが恋の駆け引きをサポートする、secretLoveMailです。